この頃はよく職場の後輩と、近所のダーツバーに繰り出していた。ある時後輩と帰宅していると、バーの店長からLINEが来た。
“今日はー?”
なんてシンプルな営業LINEだ。そういえば最近は行く頻度が落ちていた。かといって自分も後輩も、明日は朝から仕事だった。時刻は21時。
“23時には帰ろう”
2人でそう決め、少し遊んで帰ることとしたのだった。
出会い
わざわざ営業LINEをするくらいだ。きっと客の入りが悪いのだろう。
そんな我々の想像に反し、店に近づくにつれて賑やかな話し声が聞こえてきた。扉を開くと、カウンターには2人の男性客。しかしどうも、しっぽりおとなしく飲んでいる様子。
対してダーツ部屋がやたら賑やかだった。どれだけ人が入っているのかと様子を伺うと、中にいたのは店長と1人の女性客。どんだけ賑やかな女なんだ。
ダーツで白熱していたらしく、トレーナーにゆるいジーパン、サンダル姿で女の方が笑い転げていた。服装ラフすぎだろ。
とりあえずカウンターに座り、ドリンクを頼んでタバコをふかす。するとさきほどダーツをしていた店長が声をかけてきた。
この子ダーツ初心者だから、2人で教えてあげなよ
話を聞くと、ダーツを始めてまだ3日とのことで、とりあえず一緒にやることとなった。
名前はすずは(仮名)
福島から来た大学生で、この近辺で一人暮らしをしている。今は3年でわりと忙しいらしく、短時間でより稼ぐため、最近は時給の良い都内のキャバをやっている。
(まじで??)
服装がラフ過ぎるのもあるかもしれないが、正直好みのタイプではなかった。しかし聞くところによると、貰っている時給はかなり良かった。若さの市場価値とはそれほどまでに高いものなのか。
以前行ってみた時も感じたが、私はキャバ嬢というものに少し幻想を抱いていたのかもしれない。街中を歩けば誰もが振り返るような美女、のみで構成された世界だと思っていたのだ。に対し、今目の前にいる子はいたって普通の子だった。しかしこの子に関してはノリがいいため、一緒に飲んで騒ぐには楽しいタイプのようにも感じられた。
負けたらテキーラのショット一杯を条件に、何度も試合をした。また途中、他のお客さんがシャンパンを入れたことで、自分達もご馳走になった。
気付けば、時刻は日を跨いで26:00
“23:00に帰る”とは何だったのか。
3人ともへべれけになり、さすがに撤収することとした。
後輩:ポシャさん、うち泊まります?
ありがたいお誘いにも聞こえるが、この後輩宅はうちから徒歩1分ほどの所にあるスーパーご近所さんなのだ。
ポ:うちのベッドで寝るよw
いや、僕もう寝坊できないんで!お願いします!
そう、彼は先日寝坊をし、朝上司に自宅まで迎えに来てもらったばかりなのだ。
たしかにwじゃそうしよかw
会計を済ませ、店をあとにする。すずはも朝からバイトがあるため、もう帰るようだ。少しでも睡眠時間を稼ぐため、足早に後輩宅へ向かう。
珍事
着いて早々、リビングにあったビーズクッションに飛び込む。酩酊感と共に意識が沈み込む。すずはも隣のビーズクッションに横になっていた。今思い返すと、どうしてその場に彼女もいたのか分からないのだが、きっと彼女も泊まる流れになったのかもしれない。後輩はせっせと布団を敷いている。
横になった彼女は天井に向かって呟く
えっちしよー
え?
だるっw
ねーお願いー
女の扱いに慣れている彼は、あえて初対面でもぞんざいな扱いをする。そうして数多の女性と距離を詰めてきており、見ていて非常に学ぶものがあった。
しかし今回の相手は、明らかに彼のタイプではなかった。そんな相手へも、狙っている女性と同様の扱いをしていることが自分には意外だった。
でも今日の下着GUじゃん。上下色揃ってんの?
そう、今日の彼女は上から下までGUのスーパーてきとーコーデなのだ。
違うかも、やばいっはずいっ
なんか勝手に恥ずかしがりだした。
ほらっ脱げよw
えー、じゃあエッチしよ
しねえよwだるっw
モゾモゾしだしたと思ったら、彼女は勢いよく服を脱ぎ、あれよあれよと下着姿になった。部屋が暗くて、下着はよく見えなかった。
ねえ、しよーよー、、
寝ろw
ねえ、、ちんちん、、ほしい、、、
(えぇぇ?)
ただ一つ、自分が今ただならぬ状況にある、それだけは理解した。
よく知らない女が、人の家で勝手に服を脱ぎ、勝手に悶えだしたのだ。
おね、、がい、、
息を荒げ気味にそう言うと、彼女の体は震えだした、一人で。
え?なに勝手にイッてんの?ww
時刻は深夜の2時。笑いの沸点が最低となっている我々は、笑わずにいられなかった。我々はとんでもないド淫乱と出会ってしまったようだ。
そして気付くと、私の右手は彼女の乳房を包んでいた。不覚にも、非常に良い揉み心地だった。サイズはDくらいだろうか。少し手から溢れるほど良いボリューム感の山の頂に、これまたちょうどいいサイズの乳頭が鎮座していた。
いい乳してんじゃん
明かりが消されたことで視覚が機能しなくなり、相手がタイプかどうかは関係なくなっていた。余計な情報は断たれ、リソースの100%が目の前の乳に向けられた。ソムリエの如く感覚を研ぎ澄まし、純粋に“おっぱい”の魅力を堪能したのだ。その末に出た結論が“いい乳”だった。
暗がりの中、微かに浮かぶ体のラインは非常に艶かしく、乳首を摘むとまた彼女は悶えだした。
反応良w
ねえ、しよー
勃たねえよw
ほら、勃たないってさ、勃たせてあげなきゃ
そう促すと、彼女は後輩のズボンを脱がし、口淫を始めた。
首から上のあらゆる関節を駆使した滑らかなストローク
よく見えなかったが、暗がりの中微かに見える彼女の頭の動きには、熟練のそれが感じられた。
えwポシャさんwやばいっすwめっちゃうまいw
まじかwたしかに動きがうまそうw
なに、元カレに教えてもらったの?
そう言って彼女の下半身に腕を伸ばす。
なんということだろうか
そこにあったのは、乳同様に
“いい恥丘”だった。
手入れの行き届いた滑らかな肌触り、ほどよい肉付き
神は細部に宿る、とはこのことか
全く好みでなかったはずなのに、その丁寧な仕事から生み出される滑らかな丘の感覚は、今もなお私の手に残る
丘を手で包み込むと、口淫をする彼女は悶えだした
ちゃんと集中して
指の腹ですずはの陰の唇を撫でると、彼女は喘ぎ声と共に体を震わせだした。
めちゃめちゃ反応いいぞww
彼女のあまりの反応の良さに、後輩も笑いだす
夜の営みにおける反応、リアクションの大切さを学ばせてもらった。
反応がいいだけで、前戯1つでもこれだけ盛り上がれるのだ。
調子に乗った私は、彼女のナカへと指を挿入する
湿潤で柔らかな肉感が指を包む
ゆっくりと指を動かすと、彼女は再び身体を震わせる
しばらくするとその震えは激しさを増し、力むような声と共に、雷にでも打たれたかのように彼女は天を仰い
と思ったら、一気に脱力し、息を荒げて横たわった
イッたwww
ポシャさんテクニシャンwww
彼女のリアクションが良すぎるだけなのだが、そう言われて悪い気はしないのが男という生き物だ。
さらに調子に乗った私は、再び指を震わす
それに共鳴するかのように、喘ぎ声と共に彼女の身体も震え出す
彼女に再び落雷が落ちた
我々はもう笑いっぱなしだ。自在に雷を操るライデイン使いにでもなったかのような気分だった。
彼氏が三股していたのが原因で最近別れたと言う彼女。三股するだけあり、元カレの調教スキルはなかなかのものだったのかもしれない。
雷撃を受けながら口淫をしていた彼女が口を開く
ねえ勃ってるよ、しよーよー
幸いにも、暗がりで私にその様は分からなかった。ふと横に目を見やると、ちゃぶ台にゴムの箱が転がっていた。私は彼女に開封したゴムを手渡し、耳元で囁いた。
口でつけてあげな
えっ、いつのまに、、!?
しばらくして感嘆の声が部屋に響いた。
どうやら彼のムスコにヘルメットが装着されたらしい。彼は彼女を仰向けにすると、正常位で腰を振り出した。知人の性交渉を間近で見るのは初めての体験だった。目の前で起きてる非日常に、私はもう笑いが止まらなかった。
こうなったらもうなるようになれだ
ちんこを挿れられてる彼女の恥丘に指を這わせ、小刻みに震わせる。
一定のリズムで指先に当たる後輩の陰毛が不快だったが、それ以上に彼女の反応の良さが楽しかった。
しばらくすると後輩が動くのをやめ、そのままマットレスに横になった。
呼びかけても返答がなく、微かに寝息が聞こえてきた。
え???
ブレーカーが落ちたかのような突然の事象に、呆気に取られた。
一方、隣で横たわるメスは依然稼働中だった。
ねー入れてー
もう断る理由などなかった
がしかし、後輩の家でフルチンになるのは気が引けた。また、完全に寝てる確証のない後輩の目の前で、無防備な姿になることへの抵抗感も拭えきれなかった。
後輩に呼びかけてみるも、応答はなかった。
よっしゃ!これで心置きなくちんこが出せる!
あっちでエッチしようよ
あっちとはベッドルームだ。
家主が床に敷いたマット一枚で眠る最中、僕らは家主のベッドで体を絡ませ合っていた。積極的な彼女は、その長い舌を私の口内でうねらせ、濃密に絡めてきた。
今思い返すと、ついさっきまで後輩のムスコを舐め回していた舌なわけだが、そんなことに気が回らないほどに、今起きてるエロハプニングに私は興奮していた。
滑らかで温かく、柔らかな彼女の肌を堪能する。
ムスコにヘルメットを被せ、仰向けに寝る彼女の股を開く。
えっ、おっきいっ、ちょっ待ってっ
100点だ
ドイツで筋骨隆々黒人の暴力的巨チンを前に失われた、我が粗チンの自尊心がちょっぴり回復した
そしてそんな彼女の戸惑いが、より私の興奮を掻き立てた
否応なしに自身の肉棒を彼女の中へとめり込ませ、征服欲を満たす
あっ、、あっ、、!
彼女は眼下で身悶えた
腰を振っていると彼女は私の頭を掴み、熱烈な接吻をくりだす。下は侵しているはずが、上は逆に侵されていた。
バックでして、、
そう言って彼女は四つん這いになり、私に向けて尻を高々と突き上げる。
なんてエロい絵なんだ
くびれた腰に立派な骨盤
メリハリのあるエロいケツだった
私は迷わずケツを叩き、その肉感を堪能した。
そしていざ挿入、、
しようとするが、なかなか入らない。私はバックでの挿入が苦手なのだ。
グダグダになり、再び仰向けに寝かせて正常位を始める。
首、、絞め、、て、、
喘ぎ声の合間合間に、彼女はそう呟いた
Мの定義についてふと考えさせられるくらい、積極的なドMだ
両の手を顎の下に沿え、ジワジワと締める
無理矢理侵してる感が激増し、興奮が高まる
もっと、、強く、、
注文の多いMだ
しかしはっきり要望を伝えてくれるのはありがたい!
片手で彼女の首を強く締め上げ、もう一方の手で彼女の乳房を揉みしだく
彼女へ腰を打ちつける音が、ほの暗い部屋でこだまする
気分は凌辱ものAVに出る脱獄レイプ魔だ
楽しかった
にも関わらず、私に絶頂の訪れる気配が無かった。酒を飲みすぎたのかもしれない。
イケない、、?
ひたすらに腰を打ちつけていると、彼女の方から聞いてきた
いや?
平静を装い、腰を振り続ける
が、それからしばらくしても、やはりイケない
ダメだ、飲みすぎた
次はポシャの家でしよーね
流石に断念し、ちんこを抜く
人の家のゴミ箱に捨てるのは気が引けたため、外したゴムは鞄にしまった。時刻は夜の3時をまわっていた。下着だけ履き、彼女に腕枕をして眠りについた。
振り返り
朝
先に目覚めた後輩が起こしにきた。朝からバイトがあるため、すずはは早く家を出なければならないのだ。まだ寝ぼけている私を尻目に、彼女は急いで飛び起きると、身支度もそこそこに嵐のように家を出て行った。
気をつけてねーくらいは言った気がする。
そして去り際の彼女を一瞬見て思ったのは
(え、俺この子抱いたの、、?)
だった
爽やかな朝日に照らされた彼女は、私のタイプではなかった。
狐につままれたような気分だった。
あんなにもセックスが楽しかったのに、タイプじゃなかったのだ。
後輩と反省会を開きたいところだったが、自分達も出勤時間が迫っていたため、一旦自宅に帰った。
仕事中はずっと、昨晩のエロハプニングを思い起こしていた。
後輩はというと、彼女を抱いたことを後悔していた。
全然タイプじゃないのに、、!なんでやっちゃったんだ、、!
そう言って悔いていた。
一方私はと言うと、けっこう満足していた。後輩に同じくタイプではなかったが、楽しかった印象が非常に強かった。
プレイ中のリアクションの大切さを学んだ夜だったように思う。
セックス中の女性の反応は、ほとんど演技だなんて話もある。初めて知った時は落胆したものだが、セックスを盛り上げるためにも演技は必須である。今回それを身をもって学んだのだ。
プレゼントでもそうだが、やはりリアクションが大きい方があげ甲斐があるものだ。性奉仕においてもそれは同じことだろう。反応がいいほど、より奉仕をしたくなるものだ。そしてこの演技は女性だけでなく、男性も取り入れるべきなのかもしれない。
ムスコを舐め上げてもらったら、もっとオーバーに喘ごう
乳首をいじられたら、もっと情けない声をあげて悶えよう
そんなことを思った、33の秋だった。